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私的年代記 2016年01月

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2016/01/08 曇/晴
終わりの方にも述べるが、21世紀は準拡大紛争時代かもしれない。 先日、サウジとイランが国交断絶。直近でもイランガイエメンのイラン大使館が サウジ軍に空爆されたと報じる(サウジ側は否定。破片はとんだ 外観では異常なし)
スンニ派のサウジ、シーア派のイラン。イエメンの内戦?ではフーシというシーア派が戦っている。 ちなみにシリアのアサド政権はシーア派系のマラウィー派。 ムスリム、イスラム国際社会での宗派問題が政治問題として不安定化を招き、まだ 社会として対策できていない。

私は、宗教の、宗派対立が直接武力的な争そいの元だと思っていない。 もちろん構成する多くの民衆がしっかりしていて争そいを望んでいないことが前提だが。 民衆はしっかり「争ってんじゃねえバカ指導者どもが!」と意思を示す必要がある。 自分たちが死なないためにも。声をあげた方が死んじゃう場合は革命するしかないけど。

論点がずれたが、戦争や紛争はあくまで政治勢力の利益でおこなわれるものだろう。 それに宗教指導者が含まれても…
日常で祈りを捧げる人たちにはまったく関係ないことだ。

しかし人間は社会的動物で、群れのボスに大きく影響を受ける。 ウクライナ問題でもそうだが…

しかしボスだけの問題でもない。群れにも、グループ内秩序があり、他の群れの者への 接し方の秩序があり、体面や威厳、態度の示し方、こういったものに感情も連動する。 そういった意味で、群れが集団としてあらそう、暴れることもあるだろう。

サルの群れでもあるのだから人間ではより複雑になる。まあ有史以来、ほとんど解決の見えない 問題だ。必死になるとすれば争そいが起きたほうがデメリットが大きい場合だろう。 しかし、群れ集団としての体面や感情が動いたときは損得勘定が効かないこともあるだろう。

さて、準拡大時代といったのは、植民地政策や帝国制などで、戦争・侵略で 領土拡張で国家成長した時代は終わり(戦争被害や圧力統治被害が大きくなりすぎた)、 経済制度での「競争」にとってかわった時代になった。 国境での軍事緊張はどこでもあるが、資源が得られたり軍事行動の面で いくらか利益があってもだいたいが辺境の地で、逆に財政負担になりかねない。 しかし、まあ奪えるのであれば消極的・やや積極的に奪う、という風潮だ。 これは19世紀にくらべたら…ぐらいの話だが。そういった暴力のレベルは ここ70年で表面上は小さくなった。特に列強国や主要国といわれる国々で。 大国としての面子(世界的リーダー?として紳士?的になる?) 、核保有国同士で緊張しすぎるとヤバイ、多国籍経済資本などが困る、その他…

しかし裏側というか、公然の秘密というか…代理戦争というか。 表立って言わない、表明しないだけで結構大変なことになってる・してる。 今後、この風潮は強まるのか。人間、20年も30年も続けてると、子供も大人にになり、 そういう見聞きの体験が「常識」として身についてしまう。 WW2から70年、世界から戦争はなくならず紛争地域では紛争世代が着実に大人になり定着する。

ましてやISのような存在、21世紀のテロ戦争時代の現実。 日本の尖閣や竹島や北方領土は、まだかわいい問題だ。 (日本は幕末からずっと、対外からは割りとかわいい扱いだ。他の国が歴史的に受けた傷にくらべれば)

ウクライナやシリア、イエメンで1年以上続く紛争状態。周辺国も「やや」積極関与 (アフリカ数箇所の都市制圧事件、一部地方などの問題もあるけど)。 本来、争そいなど、誰か「強者」がその意思と力でねじふせて終わるものだが、 強者不在だ。ずるずると継続する。G7国家は自国で紛争がおこると思っていないが、 アメリカやフランスでのテロがより大規模でおこれば… 1000人規模の武装集団が蜂起して住民を人質にでもしたら警察では手に終えない。 軍隊が人質無視で突撃でもしなければ、容易に内戦化できる。 そういった意味で、アメリカなどは最もそういった事件がおきるかもしれない。 拳銃以上の銃火器が合法的に手に入る。

日本だって3Dプリンタや製造業技術者がいれば銃の製造もわけない。 キチガイ集団、テロ集団の武装襲撃に対応する治安コストは年々増大するだろう。 日本人はより賢く、より節度的に、社会安定にがんばっていきたいが…

できれば国際的にもがんばりたいが…やっぱり教育か… ある意味「平和な社会がいいよね "洗脳"」でも仕掛けないと、 世界の暴力紛争の常態常識化は現実すぎる。

超駄文でした

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