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エトルリアの神話 Etruria >>関連項目一覧

紀元前8世紀頃から紀元前1世紀頃まで古代イタリアで栄えた文明。 エトルリアという言葉はイタリア中西部の古い地名で、現在のトスカナ州とウンブリア州の一部の地域、またはラツィオ地方の一部も加えた地域にあたる。

実際のエトルリア人の活動・居住範囲はポー川流域からカンパニア地方の一部まで及んでいたとされる。紀元前6世紀頃まではエトルリア王朝によってローマが支配されていたと伝えられる。

紀元前5世紀頃、ローマに征服されたが、エトルリアの文化はローマの文化に大きな影響を与えた。

元々ヘレネス文明に大きく影響を受けていたこともあってエトルリアの神々にヘレネスの神々の神格が習合している。

エトルリア人の記録は美術品、墓地と壁画、埋葬品とそれら刻まれたわずかな碑文によって伝えられる。碑文のエトルリア語はヘレネスのアルファベットを用いていて右から左へ書かれている。

残念ながら神話などのストーリーを伝える碑文は見つかっていない。わかるのはわずかな神名くらいである。

 

関連項目一覧
ティニア  【エトルリア:神】
セトランス  【エトルリア:神】

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