またはエーリエル。中世ヨーロッパの伝承上の空気の精。
シェークスピア作品の「テンペスト」(The Tempest)にも出てくる。
作品中では魔女シコラックスに仕え、歌で風を自由に操り、人間を誘惑し、狂
気においやることがあったが次第に空気中の一要素となっていき、姿を消してしまった。
エアリエルの名は超自然的なものを表す一般的なものとしても用いられ、
新プラトン主義者や魔術師は、エアリエルを大気の精と位置づけていたようだ。
エアリエルの名は天王星の衛星の名前にもなっている。
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