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ボロブドゥール Borobudur >>関連項目一覧


インドネシアのジャワ島中部にある仏教遺跡、寺院。世界遺産。1814年、密林中から発見された。(埋もれていた)
遺跡の構造は9層の段台の上に塔を載せたもので、初層の一辺は約120m、全高は35mという。 壁面の浮き彫りや小塔の仏像彫刻はグプタ様式で、8-9c世紀の造営と推定される。 大乗仏教を信奉するシャイレーンドラ朝が現れて、ボロブドゥールをはじめ多くの祠堂を建立したという。

元々、タイなど陸地も含め東南アジアはインド・ヒンドゥー文化に強く影響を受けていたが、仏教は早ければ5世紀には伝わっていたようだ。 9世紀なかばジャワではヒンドゥー教が勢力を盛り返したようだ。またさらにイスラームの伝播、15世紀にはイスラム系王朝も成立するなど いつのまにか忘れ去られたようだ。

2009年のTBS「THE世界遺産」の放映内容では若い女性ムスリム(イスラム教徒)も訪れていた。インドネシアは憲法で宗教の多様性を認めている。
また伝統的にそのような考え方もあるようだ。(トゥハン・ヤン・マハ・エサを参照。)。 伝統的な短剣クリスをムスリムも持つなどアジア的な寛容性、柔軟性があるのかもしれない。(一部過激派を除く)

 
関連項目一覧
インドネシア 【文化地域項目】
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