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キナバル山 Kinabalu >>関連項目一覧


マレーシア、インドネシア地域、ボルネオ島(島北部 マレーシア領サバ州)の最高峰。標高4094mメートル。
イバン民族等の聖地、聖山。西麓にはサバ州の州都コタ・キナバルがある。

「キナバル」の名前は「死者の霊がかえる場所」の意味。立ち入ることは許されなかった場所で、 キナバルに住む山の精霊の許しなしに登れば、大いなる災いがあると信じられている。
※他の項目にもあるが神聖視された山、場所に立ち入れないというのは世界各地に見られる
ヒュー・ロー初登頂のときからか、登山する者には近村の祈祷師が祈りを行い精霊の許しを乞う。

キナバルはボルネオ島だけでなく、西イリアンを除く「東南アジアの最高峰」でもある。 周辺に住む人々は山・森の豊かな植物などの恵みをうけ生活している。

1851年、イギリス人のヒュー・ローHugh Low(1824-1905)が初登頂した。

参考資料
・日本大百科全書(小学館)[執筆者:別技篤彦]

 
関連項目一覧
ボルネオ 【文化地域項目】
インドネシア 【文化地域項目】

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