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ベーオウルフ Beowulf >>関連項目一覧


ブリテン(イギリス)の8世紀頃の叙事詩とされる「ベーオフルフ」にでてくる英雄、勇士、王。 イェーアト族(スウェーデン南部の民族)のヒイェラーク王の甥。 「ベーオフルフ」はブリテン(イギリス)の古英語の物語であるがその舞台はデンマーク、スウェーデンである。

デネ(デンマーク人)の、並ぶ者ない武名のフロースガール王がかつてない豪奢な宮殿ヘオロット(牡鹿の意) を造営したが、荒野に棲むカインの末裔という巨人グレンデルが祝宴の騒ぎに怒り、夜人々が寝てる間に襲い 30人が殺された。宮殿は夜は無人となって12年、ベーオフルフが14人の従者を連れ退治に訪れた。

ベーオフルフとグレンデルは肉弾戦で戦い、ベーオフルフがグレンデルの片腕を肩から引きちぎった。 グレンデルは血を流しながら逃げ去った。しかし今度はベーオフルフの母の魔物が襲ってきた。 王の案内で魔物の住処の沼へいき、一人潜っていった。水底の洞窟で魔物と戦い、壁にあった巨人の剣で 魔物を倒す。床の上で死んでいたグレンデルの首級をあげ陸へもどった。褒美を賜りベーオウルフは帰国した。

後にヒイェラーク王が遠征で死に、王に推されるが固辞し幼い王子が王となるが、後に戦死。ベーオウルフが王となった。 50年後、竜が番する塚の宝を荒らした者があり、竜と戦うこととなる。竜を倒すがベーオウルフも傷を負い死ぬ。

 
関連項目一覧
ブリテン(イギリス) 【文化地域項目】
ゲルマン、北欧 【文化地域項目】
ネイリング 【ブリテン(イギリス)、ゲルマン:武器:剣】
フルンティング 【ブリテン(イギリス)、ゲルマン:武器:剣】

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