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バガボン 薄伽梵 ばがぼん (bhagavat 婆伽婆)


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仏教、インドの言葉で仏の異称、「世尊」。サンスクリット語bhagavat。
インドで仙人や貴人に用いる一般的な呼称。婆伽婆(bhagavat ばがば) と同じ。ばぎゃば とも。

『栄花物語』(15巻 うたがひ) 「孤独園(ぎっこをん)の昔の庭、薄(バ)加梵うせて人住まずなり」
『仏説薬師如来本願経』 「爾時婆伽婆。讃曼殊室利童子言。善哉善哉」


阿弥陀如来の37種の呼び名のひとつ。



なお余談であるが、ネットでこの語が『天才バガボン』の作品名と関連づけるものがあるようだが、 『赤塚不二雄公認サイト』ではバカなボンボンと英語バアガボンドの2つによるという。
2015年10月、俳優 玉木宏がNHKのドラマの役をやるにあたり「アホボンは関東でいえばバカボンか」 というところから、おそらくネット上の説をみてこの「サンスクリット語」と関係あるらしい旨言及した。

参考資料
参考資料
日本国語大辞典
『赤塚不二雄公認サイト』(よくある質問)

 
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仏教 (文化地域)
インド (文化地域)

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