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エウアンゲリオン euaggelion (福音 ふくいん ドイツ語Evagelium ) >>関連項目一覧


またはエデァンゲリオン。英語ではゴスペル gospel。フランス語 vangile。 幅音の、もともとの意味は「よい知らせ」good news。
キリスト教では「イエス=キリストにもたらされた人類の救いと神の国に関する喜ばしい知らせ」または 「福音書にしるされているキリストの生涯と教え」のこと。

エウアンゲリオン euaggelion は古典ギリシャ語で、「eu(よい) + aggelion(知らせ)」。
もともとは一般的に「よい知らせ」のことで、ほかに「戦いの勝利の知らせ」とか、 「子供の誕生の知らせ」などに用いられたという。

福音派Evangelicalはルター派、プロテスタントを指す。英語圏での福音派は18世紀以降の福音復興運動 の一派を指すようだ。ローマ・カトリック、イギリス国教会カトリック派とは敵対的だという。


『旧約聖書』ではヘブライ語の動詞「バーサル」bsarの訳語として1箇所 「福音を宣べ伝える」(「イザヤ書」61章1[口語訳聖書])がある。
『新約聖書』のなかでは数多く用いられている。
正典としての4つの福音書 the Gospel は、それぞれマタイ Matthew、マルコ Mark、ルカ Luke、 ヨハネ Johnの名前を冠せられている。





余談だが、日本のアニメ作品「新世紀エヴァンゲリオン」のタイトルはこの語からとったと最初のテレビ放映からだいぶたってから公式サイトで解説された。
なおジョジョ第8部「ジョジョリオン」の題もこの語にひっかけてつけられたようだ。
「福音」といえば高橋留美子著「1ポンドの福音」が思い起こされる。

参考資料
・大辞泉 (JapanKnowledge)
・ニューセンチュリー和英辞典
日本国語大辞典
世界宗教事典 (青土社)


 
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ギリシャ 【文化地域項目】

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