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カバラー kabblah >>関連項目一覧


ユダヤの伝承。ユダヤ教神秘主義のひとつで、中世後期以後のユダヤ思想およびキリスト教等にも影響を与えた。

カバラという語は「受容された(教義)」または「伝承」、「受け継がれた伝承」を意味する。

五書と口伝の教えに次ぐ聖書の後半部を指したが、次第に選ばれた小数者が神と直接交信する、 また神についての知識を得ることを可能にする奥義を意味するようになった。

中世の南ヨーロッパ、また後にパレスチナのガリラヤの町サフェドで発展した。

2-6世紀の「創造の書」、13世紀スペインで書かれた、後期カバラの主なテキスト「ゾハール」がある。

カバラはユダヤ教の信仰と儀礼の主要なものをすべて、汎神論的なニュアンスをもった秘儀的な 神学の用語で再解釈した。 10のセフィロト(セフィラー)が神の顕れの構成であり、あらゆる実在の構成であるとし、 非常に重要視される。

 
関連項目一覧
ユダヤ 【文化地域】
ヨーロッパ 【文化地域】

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