幻想世界神話辞典 〜
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ナナ NANA >>関連項目一覧プリュギア(フリギア)神話の川神サンガリオスの娘。小アジアの大地母神の別名でもあるという。 アッティス神の母。 両性具有のアグディスティス神が、謀られて寝ている間に男根に縄がくくられ、起きて体を動かした 時に男根を失い、その時流れた血が大地に落ち、巴旦杏(はたんきょう)または石榴(ザクロ)の木と実がなり、 それを食べた河の神の娘ナナがみごもって産んだのがアッティスである。 あるいは美しい実だったので摘んで膝の中にかくしたところ、実が消えてみごもったという。 父の神からは穢れた女として洞窟へ閉じ込められ死ぬほどの飢えに苦しんだという。 お産から回復するまで大母神が食べ物を与えてくれた。 生まれた子供をサンガリオスが追放したが、牡山羊が世話をしたという。人々がみつけた時、「山羊の乳」という飲み物で養われていたという。 参考資料 ・世界の神話百科 東洋編 レイチェル・ストーム:著 原書房 ・ギリシアの神話 神々の時代 カール・ケレーニイ:著 中央公論社 関連項目一覧
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