オシラサマ おしらさま (蚕の神) 日本の神話・民話 :幻想世界神話辞典
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オシラサマ おしらさま

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おしらがみ、おしらぼとけ、おしらさん、とも(オッセーサマ、オヒラサマ:岩手)。

東北地方で広く信仰されている家の神 神体は一尺(30.3cm)内外の木か竹の棒 これに布をきせかさねる イタコが両手に持って祭文を語り、この神を遊ばせるという。

おしら遊び 正月16日おしら様の祭日に巫女が偶像をもって呪文を唱えながら操る 神遊びという神を遊ばせること

関東・中部では蚕神 養蚕の神と考えられている 東京近県では馬に乗った女人像などを描いた掛け軸を神体とすることが多い ふるさと再生昔話では夫婦びなのような2体の人形で男の頭が馬になっているものが描かれていた

民話では、娘が馬を気遣いすぎて夜一緒に寝るようになったのを父親が怒って 馬を鞭打った。娘と馬は消え、カイコが残った。蚕を大事に育て絹をとり父の暮らしは楽になった 父は娘と馬を祭った。これがおしらさまだというものがある。

オシラはカイコの異名、忌み詞だという。 江戸期に関東、上州で養蚕が盛んに行われ、女性の労働価値が高まったような時期 があるが関係しているだろうか。かかあ天下とからっ風。

その他の地域
茨城にもなくはない
青森 岩手 宮城北部に濃厚
オシンメ様 福島
オコナイ様 山形
桑の木に馬の顔彫刻した30cmほどの もの、布裂(ぬのきれ)で幾重にも覆ってる貫頭型と 布を頭からかぶせた包頭型がある。 神棚の祠に納めておく。
春秋の祭日だして神饌をそなえ 供養しオシラアソバセする。祭日は三月、九月の16日。
昔は同族的な系譜を背景とする女性集団にゆりまつられ 本家の老婆が祭文を読んだり 女の子が背負ってあそばせた(オシラホロキ オシラアソバセ)。 祭日3月 九月の16日。
イタコが参与して行うことも多いという。

金満長者 せんだん栗毛などの祭文を 語りながらオシラサマ一対を両手に てり打ち振り神がかりふうになり 託宣する。

参考資料
日本国語大辞典
・日本大百科全書(小学館 項目:萩原秀三郎)

 

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