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弟切草 おとぎりそう

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ヲトギリサウ。オトギリソウ科の多年草。 茎、葉から製するオトギニンは関節炎、神経痛などに効く。 漢方では「小連ギョウ」

語源について、和漢三才図会に書かれている。
河仙院の時代に晴頼(せいらい)という鷹匠が 薬草で鷹の傷を治すことで有名だった。
薬草の名は秘密にしていたが、弟が漏らしてしまい、弟を斬った。 庭に栽培していた薬草にその血が飛び散り、今も跡が残っているのだという。

俳諧・毛吹草-二「薬師草 弟切草共 鷹のむつけたるに用いる草と云 花当月也」

参考資料
日本国語大辞典
・家庭の民間医薬・漢方薬 (新日本法規)

 

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