またはマンドレイク。根が二叉になっており、しばしば人間の姿とうけとめらる 地面から引き抜く時悲鳴あげ、それを聞いた者は絶命するという。 マンドレイクは殺人者がうめられた体を種に育つという。 中世の魔術書の多くでは犬に紐でひかせ犬が代わりに死ぬやり方が述べられている。
時に魔女の使い魔を指すそれは髭面の小男とされる。 使い魔としての概念が広まる前、古代、この根は魔術か媚薬につかわれた。 眠りを誘うものでもあるとされたようだ。シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』 でも仮死の眠りをもたらす薬として用いられた。
通俗的なグリモア(魔術書)ではマウメット*でマンドレイク(マンドラゴラとも)に
まつわる話からとられた。
*(マホメットが転化した語、魔術に使われる人形
などの名に対しても使われる誤解された形)
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