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モノホシザオ 物干竿(ものほしざお) >>関連項目一覧


日本の歴史上の剣士、巌流佐々木小次郎の刀。三尺余の大刀。

「二天記」によれば船島での仕合で、木刀の武蔵に対し、小次郎の最初に打った太刀は切っ先が武蔵の鉢巻の結び目にあたり、 手拭いが二つに分かれて落ちた。武蔵の木刀は、小次郎の額に当たり、小次郎は倒れた。
しばらく小次郎の様子を伺い、木刀を振り上げて打とうとした時、小次郎は物干竿を伏したまま横に払い、 袷(あわせ)の膝の上の重ねた処を三寸ばかり切り裂いた。
その時、武蔵が打ったので小次郎は脇腹横骨を折られて気絶し、口鼻から血が流れ出た。 武蔵は手で小次郎の口鼻にあて息で死活を伺い立ち去った。

船島はこの仕合いのあと佐々木小次郎の流派名、巌流から「巌流島」と呼ばれるようになった。(別名であり現在でも地図等では「船島」である。山口県下関市)。二人の決闘の像も建てられている。

武蔵の仕合の物語でも、衣服などを斬りおとす斬撃を与えたのは佐々木小次郎ぐらいではないだろうか。 もちろん、巌流島の対決の物語は様々あるので断言はできない。

 
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