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ラーフ、ラフ Rahu >>関連項目一覧


インド、ヒンドゥーの伝承における太陽と月の交点の名前。ケトゥとラフがある。

ラフは「苦しめる者」を意味する。下半身が蛇もしくは竜(の魔神)で 乳海攪拌の時、神々から不死の水アムリタを盗み飲んで不死となった。しかしすぐヴィシュヌ神に首を斬られ、 首だけとなった不死のラーフは、太陽と月を追いかけ飲み込むという(日食、月食)。

中国に伝わって、計都(けいと)、羅喉(らごう)といわれた。

ヨーロッパでも太陽と月の南北の交点(2つの軌道は5度傾いているため昇降の差がある)ノウド、ノードは
ドラゴンの頭(ヘッド)(カプト・ドラコニス)
ドラゴンの尾(テイル)(カウダ・ドラコニス)
といわれる。

シャカ(釈迦)の息子で十大弟子のひとり、ラーフラ(羅睺羅らごら)の名は蝕としてのラーフに由来 する面もあるようだ。

 
関連項目一覧
インド 【文化地域項目】
ケトゥ 【インド:月:交点、星】
ヴィシュヌ 【インド:神】
ラゴウセイ(羅喉星) 【中国:九曜:星】
日食(日蝕) 【大項目】
ラーフラ(羅睺羅らごら) 【仏教:十大弟子】

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