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タンキー 童乩 tang ki tong ji* >>関連項目一覧


*発音表記は標準話におけるものを参考までに記載。

またはキートン乩童ki tongとも。名前の意味は「占いをする若者」。

漢民族の伝承におけるシャマン的聖職者、あるいは生き神として扱われる。世界各地の漢民族社会で現在もみられる。男性が多いが中には女性もいる。

巫病、突然のトランス状態になるなどの症状に見舞われ、タンキーに神の宿り場に選ばれたとされてタンキーになるという。タンキーになることを頑なに拒めば心身の異常は激しくなりついには命を失う、と考えられている。

南海観音、斉天大聖等の神像の前で儀式を行い、神が憑依するのだという。トランス状態のタンキーとそうでない時では信者のタンキーへの扱いが変わる。

神刀で自らの舌に傷をつけ、流れた血で神語を記して作られた神符には護符や灰にして飲む薬として絶大な威力があると信じられている。

 
関連項目一覧
中国 【文化地域項目】
シャマン 【大項目】

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