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ワダツミ わだつみ わたつみ 海神、綿津海 >>関連項目一覧


海ツ霊とも。日本の神話。海をつかさどる神。わたつみのかみ。「つ」は助詞-の、と同じ。「み」は神霊の意味。 または海に住む神霊。わたつうみ、わだつうみとも。(転訛かによる変化か)

古今秋「草も木も色かはれどもわたつうみの浪の花にぞ秋なかりける」
万葉集16「わたつみの殿のいらかにうみのこと」
万葉15「わたつみの沖つ白浪立ち来らし」


中国の海若から、海童、少童ともいわれることもあるようだ。朝鮮語Pataと同源とも。

海の他世界から呪力さずかる神話がある。風波、干満、雨水司る神。

海神三神、安曇(あずみ)氏の宗像三人神、住吉三神の三つある。

水江浦島子(みずのえうらしまこ)の伝承では海神国は 常世(万葉集)、蓬莱山(ほうらいのやま 雄略記) とよばれ変容したようだ。

 
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