15世紀の歴史上の人物。「ジャンヌ」はジャンの女子名形。ジャンはヨハネのフランス読み。
幼い頃、聖マルガリータ、聖カタリナに会ったという。13歳で天使ミカエルに会い、フランスを救うためにうまれてきた、と啓示をうけ、フランス軍隊長ボードリクールに会いに行った。 何度か相手にされなかったが、王太子との謁見が実現することになった。謁見では、にせものがすわっている席を無視し、列席者のひとりが王太子だと見破った。
ジャンヌは軍隊をあたえられ、オルレアンに救出に行った。
聖女カトリーヌの剣が、カトリーヌ教会の祭壇の裏にあったことを言い当てた。
ジャンヌの旗は白ゆりの紋章の旗、イエズス・マリアとかいてあった。
1429年5月6〜8日のオルレアン戦に勝つ。1429年7月17日シャルル7世は大司教から
王とみとめてもらう戴冠式をノートルダム大聖堂で行った。
ジャンヌは聖女から「サン・ドニより先にいくな」と忠告をうけるが、いかざるえなくなった。
1430年5月23日ブルゴーニュ派の兵士にとらえられ、その後、イギリスで魔女裁判(宗教裁判)にかけられた。牢の中で天使ガブリエルに会ったという。 1431年、19歳で火刑。しかし22年後フランスが戦争に勝利し、25年後裁判やりなおしでジャンヌは 無罪になった。今ではオルレアン市にジャンヌ像があり、五月にジャンヌ祭がおこなわれ、 ジャンヌがえらばれる。ジャンヌは20世紀に聖人に列せられた。
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