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ヴァドル(ユカギール)の神話・民話 Wadul >>関連項目一覧ヴァドウル、オドゥルとも。「強者」の意。ユカギール(ツングース語で雪の人、氷の人の意)という名称で知られるが、ヴァドル、アドルが自称。 ヴァドゥルはツンドラ・ユカギール、オドゥルはコリマ・ユカギールでの自称。 ロシア・サハ共和国地域のコリマ Kolyma 川とインディギルカ川周辺のツンドラ地域でトナカイ飼育をしている。 もう少し南のコリマ川支流のヤサチナ川とコルドン川流域地域では、コリマ(コルイマ)方言で、アドル odulと自称し、狩猟と漁労を生業とする。かつては、ウラル以東の全シベリアに居住する強大な民族だったという。 コリマ川下流域、チャコチャ川、アラゼア川流域のツンドラ地帯のニジネコリムスキー地区のヴァドゥル(ツンドラ・ユカギール) はトナカイ飼育と狩猟・漁労をするが、コリマ川上流域の森林地帯ヴェルフネコリムスキー地区のオドゥル(コリマ・ユカギール)は トナカイ飼育を行わない。 1989年の調査では1112人のうち、サハ共和国に692人がすんでいる。 現在では人口250人、純血のヴァドルは20人程度(1990年代の資料)、または800人とも(1995年の資料)。独自の絵文字をもつ。 (ヴァドルの絵文字) 関連項目一覧
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