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リビア Libya , Libia >>関連項目一覧


北アフリカ、地中海岸のほぼ中央にある国。首都はトリポリ。 クーリナの古代遺跡がユネスコの世界遺産に登録されている。
現在の正式名称は大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 al-Jama -hirya al-‘Arabiya al-Lbiya al-Sha‘biya al-Ishtirakiya。
隣国は西にチュニジア、アルジェリア、東にエジプト、スーダン、南はニジェール、チャドと接する。 古代よりアマジグ(複数形イマジゲン 高貴な出の人間、自由人の意味 他称ベルベル人)の人々が先住するが フェニキア、ギリシア、ローマが次々に侵入し、沿岸にトリポリ、 ベンガジなどの植民都市を建設した。当時の都市の壮大さはレプティス・マグナ などの遺跡にみることができるようだ。
さらに、バンダル人、ビザンティン帝国の支配を経て、 7世紀半ばにアラブ人の軍事遠征があり、11世紀後半以降アラブ諸部族が侵入。 これら諸部族は内陸のイマジゲン(ベルベル人)をも制圧し、アラブ化、イスラーム化を急速に進めた。


現在もイマジゲン(ベルベル人)の人々はトゥアレグ民族などが住む。

良質の海綿や石油(埋蔵量世界8位)などを産出する。人口642万(2009推計)。

リビア砂漠(北アフリカ、サハラ砂漠東部の呼称)がリビア東半部から東はナイル川西岸まで、 南はスーダン北西部に及び、北限はほぼ北緯30度線に沿って東西に並ぶオアシス地帯。
春分を過ぎたころから吹き始める南風はギブリ(ジブリ)、ハムシン、シロッコなどの名があり、 これが吹くときには最低気温でさえも30℃を超えるほど暑く乾燥する。



2010年末から2011年1月に顕著になった「アラブの春」といわれる、アラブ世界一連の独裁政権打倒運動の高まりで、リビアは内戦状態に突入。
NATOなどの介入もあり、2011年10月にはカダフィ大佐(カッダーフィ)の死亡でカダフィ政権は終焉を迎えた。今後、諸部族がどうリビアの体制をつくるか注目される。

ニュースなどにみられた部族名
・ベルベル部族(ジャドゥなど西部で多数派)
・アワギ部族(ベンガジなど東部?)
・マガリバ部族(ベンガジなど東部?)




参考資料
ユネスコ世界遺産 (Webサイト)
・日本国語大辞典 (ジャパンナレッジ)
・大辞泉 (JapanKnowledge)
・日本大百科全書 ([執筆者:] 小学館)


 
関連項目一覧
カナーン(カルタゴ関連) 【文化地域項目】
イスラーム 【文化地域項目】
アフリカ 【文化地域項目】

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