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ジュラ語

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西アフリカ、コートジボワールやブルキナファソ南西部、マリなどで使われる言語。商業語。 なおブルキナファソの「ファソ Faso」はジュラ語で国 landの意味だという。

「ジュラ」はマンデ系の諸語で、長距離交易に従事する商人、を意味する。 植民地化以前、内陸サバンナ地域と沿岸地域で、岩塩・金・コーラの実(嗜好品)を 交易品として交易が盛んで、マンデ系の商人が交易路に 通商拠点を置き移り住むなどして母語から派生した通商のため通用する言語が独立した。 それがジュラ語といわれる。

約60の部族からなるコートジボワールで植民地化語の公用語フランス語と違い、 自然発生した共通語。国民の60~70%多少理解し話すという。マンデ系の人口は2割。

コートジボワールのアビジャン市で共通語として広く使われるほか、 マンデ諸族のいる地域で話される。過去にはコートジボワール北東の コング市は人口1万人の商業都市が19世紀中葉に栄えた。

歴史伝統的にイスラム文化の影響を受けていて神はalaなどアラビア語の語彙も多い。 また現代語としてフランス語欧米語も多く借用している。他方でコートジボワールのフランス語へ 影響を与えてもいる。

世界では、交易ルート上、その地域で通商上で共通語になる言語は他にもみられる。 東アフリカでのアラビア語やスワヒリ語、中央アジアなどのペルシャ語など。 地域で超大国があれば当然、その言語は国際語になるだろうが特に交易上、地域に通用する言語がみられる。

参考資料
世界のことば小事典
・ 公益財団法人国際金融情報センター
・ everyculture.com

 

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