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シリア Syria >>関連項目一覧スーリーヤーとも。漢字で叙利亜。 西アジア、地中海東岸の、現在のシリア・レバノン・イスラエル・ヨルダン・トルコの一部などにまたがる地域名。聖書にあるアラムの地。 歴史は大きく古代に栄えたパルミラ、ダマスカス、シリア王国と他の国の一部になっていた期間、現代のシリアにわけられる。 紀元前前BC312年シリア王国が成立(BC63年まで マケドニア系セレウコス朝)、 ローマ統治時代、4世紀頃ビザンティン領、7世紀にウマイヤ朝の中心地に、16世紀から 第1次大戦まではオスマン帝国の属領、1920年フランスの委任統治領、1944年にフランス委任統治領から独立、 首都をダマスカスとするシリア=アラブ共和国ができる。 シリアという地名は、古くは東部地中海沿岸の北部をさし、その範囲は現在のシリア、レバノン、ヨルダン、イスラエル、トルコの一部に またがっていた(時代により異なる)。 (この国々地域は地理的・歴史的に密接に結び付いているので現在のシリアには「大シリア構想」という連邦国家創設の願いがある) 歴史は古く、紀元前BC3000年頃、セム系のアモリ人、カナーン人(フェニキア人)がこの地に移住、 世界最古の都市を築き、アルファベットを発明。地中海を舞台に国際貿易で発展したが、紀元前16世紀にエジプトに、 続いてヒッタイトに征服された。 紀元前前11世紀-前10世紀にかけて東方からセム系のアラム人、ヘブライ人がやってきて王国をつくった。 紀元前前8世紀中ごろオリエント最初の大帝国アッシリアの侵略で滅亡。 その後も新バビロニア、アケメネス朝ペルシア帝国、アレクサンドロス大王の統治と支配者がかわる。 北のトルコ高原と南のアラビア半島の接触地帯で、地中海に面しているこの地は 「文明の十字路」といわれる東西交通交易の要衝なので仕方がないといえる。 参考資料 ・日本大百科全書 (小学館) ・大辞泉 (JapanKnowledge) ・日本国語大辞典 (ジャパンナレッジ) 関連項目一覧
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