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バクー (旧市街 世界遺産 アゼルバイジャン首都)

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カスピ海に面したアゼルバイジャン共和国の首都。旧市街などが世界遺産。人口約230万人(2023年)
カスピ海に突き出すアブシェロン半島の南岸にある。バクーの名前の意味はペルシャ語(イラン語)で「風の街」「風の強いところ」など。北からの強風「ハズリ」が吹く。

旧市街などがユネスコ世界遺産「城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔」となっている。
旧市街にある「乙女の塔」(クイズ・ガラスイ)は、12世紀に建てられた楕円形の見張りの塔のことで、望まない結婚を押し付けられた王女が塔の上からカスピ海に身を投げたという伝説がある。

12世紀後半の一時期はシルバン王国の政治的中心地。15,16世紀バクー要塞はザカフカス最強。1540年にはサファビー朝軍、1580年代にはトルコ軍、1604年にはイランが占領。1747年 バクー・ハン(汗)国の首都となる。1806年にはロシア帝国領と変遷した歴史を持つ。1920年アゼルバイジャン共和国首都となる。

近郊に油田があり、9,10世紀の文献に採油について記されているようだ。

参考資料
世界遺産オンラインガイド
日本国語大辞典 〔精選版〕 1
・日本大百科全書 (執筆者:木村英亮 小学館)
ユネスコ世界遺産センター「城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔」

 

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カフカス(コーカサス) 【文化地域】

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