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ハンニャ 般若 はんにゃ >>関連項目一覧仏教の伝承、思想。サンスクリット語(梵語)のprajñã (パーリ)Paññãの漢字音写。 悟りを得る智慧。真理を把握する智慧。 八正道、四諦(したい)、六波羅蜜(ろくはらみつ)などを修めることによって顕現する真実の智慧。 初期大乗経典の「般若経」において注目され、この智慧によって仏陀たることを得るので「仏母(ぶつも)」とよばれる。 また般若経(はんにゃぎょう、般若波羅蜜(はんにゃはらみつ)を説く経典の総称)の膨大な内容を簡潔に表した経典「般若心経」(はんにゃしんぎょう) が知られる。日本の法隆寺にサンスクリット語写本が唯一残っている。 他に、日本では、代表的な能面に「般若(面)」(2本の角を持つ鬼女の面)がある。面打ちの般若坊が作ったとされる。 また白雉5年(654年)蘇我日向(そがのひむか)の創建と伝わる「般若寺」があったり、知徳に満ちた仏の声、読経の声を「般若声」といったり、 日本語の中でも知られる語である。とくに「般若のような」などといえば能面のイメージが強い。 関連項目一覧
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