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ハラダヌ >>関連項目一覧


インドの神話伝承、叙事詩ラーマーヤナにでてくる神弓。ハラダヌの弓。八台の荷車に載せて運ぶほど重いという。

シヴァ神が力と勇気を試すためにジャナカ王の祖先に授けたという弓。 ジャナカ王の一族にはハラダヌの弓をまげて弦を張る無双の力を持つ血統、血が流れているという。
この弓に弦をはることができた者がシータ姫の花婿にふさわしい、と挑戦者を募ったが、ある王子は重さにつぶされそうになり、 また、他の王子たちも持つことはできたもののまげることはできなかった。

英雄ラーマはゆっくりと弓を持つと弓をまげ弦をはった。弦をひくと雷のような大きな音がうなった。 さらに弓の両端をにぎってまげ、両端をくっつけてしまった。すると大地が裂けるような音がして弓が折れてしまった。

これでラーマにはジャナカ王の血族と並ぶような無双の力があることがわかりシータの花婿に決まった。

参考資料
・ラーマーヤナ(上・下) (河田清史 レグルス文庫)

 
関連項目一覧
インド 【文化地域項目】
武器 【大項目】
 【大項目】
シータ 【インド:ラーマヤナ:王女】

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