幻想世界神話辞典 〜
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シンクン 神弓 신궁 >>関連項目一覧朝鮮、韓国・朝鮮半島の伝承の弓矢、またはその使い手、作帝建(ザクゼコン)の腕前を称したもの。 *訳文からは、どちらか、または両方の意味ともとれた。 美しい女性、辰義(ジンイ)が唐の太子、粛宗との間に産んだ子、作帝建(ザクゼコン)の弓矢。 中国の天子、皇帝となっている父、粛宗が残していったもので、男児を産んだら授けるよういわれていた。 16歳の時、六芸(礼・楽・射・御・書・数)に通じ、凌ぐ者がなかった彼がこの弓矢を射ると百発百中だったので 人々は「神弓」と称したという。 なお辰義の家系もただならぬもので、祖父康忠(カンチェン)は新羅のサチャン(十七官中第八官) であり、この康忠は山霊と結ばれ山の大王(神)となった虎景(ソキョン)が、残した人間の妻のもとを訪れもうけた子供である。 彼らは高麗の太祖、王建(ワンクオン)の祖先である。(作帝建の孫が王建である) (作帝建の曽祖父の虎景も弓の名手であり、聖山の精気を受け大力で、聖骨将軍といわれていた) 作帝建が父の元を訪れようと旅に出た時、船中で嵐にあい、龍王の逆鱗にふれた者がいるはず、と籤(くじ)がおこなわれ 運悪く作帝建が選ばれ弓矢をもって海へ身を投じた。 すると海の中の岩の上にたつことができ嵐はおさまり、船が去った後、白髪お老人が現れ「西海の龍王」で 神弓の腕を見込んで頼みがある、という。 年老いた狐が妖術で自分を苦しめるので倒してほしい、という。 金色の仏に化けた狐があらわれたが、龍王が勇気をだして射ろ、というのでうつと数百年を経た狐が海に落ちた。 なお、 現代の韓国軍の兵器・KPSAM携帯対空ミサイルに「神弓」の名がある。 参考文献・出典 ・韓国の神話伝説(黄シ貝江*:著 宋貴英:訳 東方書店)(*ペ-さんずいに貝) ・高麗史 高麗世系 関連項目一覧
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