炎帝神農氏(えんていしんのうし)とも。中国神話の神、皇帝。人身牛頭の姿。女神の女媧(ジョカ)の死後、皇帝になった。神格は太陽神ともいう。
三皇(伏羲、女媧または黄帝、神農)の一人。
(「三皇五帝」は中国古代の伝説上の帝王で、五帝は黄帝・顓頊・帝嚳・帝堯・帝舜とも。秦の始皇帝はこの三皇五帝からとった「皇帝」の称号をつくらせ名乗った。)
産まれて三日後、言葉を話し、五日後、歩き、七日後歯が生えるという 異常な成長をした。成人したとき身長は3mだったという。 降雨を自在にできた雨師でもあった。帝王在位は120年だったという。
漢方薬の祖とされる。『神農本草』(現存しない)を著したといい、それを元に後代『神農本草経』『本草綱目』が 編纂され、漢方薬が成立したという。
関連項目一覧
コウテイ(黄帝) 【中国神話:神、神話時代の王】
中国神話 【文化地域項目】
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