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アートマン atman >>関連項目一覧古代インド、バラモン教の考え方。サンスクリット語、梵語を漢訳すると「我」。 もともと、リグ・ヴェーダに見られる意味は「息」「気息」が、「魂」「生命原理」の意味に、 身体、言語活動、意識などすべてを統括する実体と考えられるようになった。 さらにウパニシャッド哲学では、宇宙のすべてのものもアートマンから生じると考えられるようになり「神聖な実体」ともされた。 宇宙を生み出す存在、絶対物ブラフマンと同一視された。 ウパニシャッドの時代には宇宙的我と個人的我の合一、梵我一如が目的とされた。 バラモン教では儀礼や祭式を行い、共同社会での義務を果たすことで 「ダーイヴァ・アートマン」(神聖な自己)を完成すること目的としたようだ。 仏教では実体的なアートマンをたてず、それを「無我」説というようだ。 関連項目一覧
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