ケルト神話の光の神ルーの武器。名前は「貫くもの」の意。魔法の都ゴリアスの4つの宝のひとつだった。
意思を持っていて、投げると白い光、熱、稲妻とともに自動的に敵を貫くという。この武器を持っている限り決して打ち負かされないという。
槍といわれるが、スリング、投石器の一種だという。この武器を使うとき、ルー自身の腕が伸びたようにみえるところからルーのあだ名のひとつ「ルー・ラヴァーダ Lugh Lamhfhata 」(長き腕のルー、の意)がつけられたようだ。
参考にした資料では、槍を投げ具を使って投げているように説明していて、投げ具を使っているのでスリング、投石器といっているふしが見受けられる。槍投げ具というものは世界各地に普遍的に存在しているので、投げ具というスタイル=スリングとも言い難いのではと考える。原語の資料を判断しないとわからないが。名前が「貫くもの」なのだから投げ具を使った投槍としての武器と考えるのがよいのではないだろうか。
関連項目一覧
ケルト (文化地域)
武器 (大項目)
ルー (ケルト:神:太陽)
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