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カトブレパス Catoblepas >>関連項目一覧


名前はギリシア語で「うつむく者」の意だという。

プリニウスの博物誌、第八巻32の記述では、 並みの大きさの動物で、手足の動きは緩慢、頭がきわめて重く、やっとで支えていて、 いつも地面にかがみこんでいるという。こういう状況でなければ人類の壊滅となるだろう、 その目をみた者はひとりのこらず死んでしまう、と書かれているという。

その他、ボルヘスの幻獣辞典でも言及されている。 フランスの博物学者キュヴィエはヌー(アフリカのレイヨウの一種)の姿が古代人にカトブレパスを思いつかせたと推測している。

フローベールは「聖アントワーヌの誘惑」 の中で、「真っ黒い水牛でブタの頭を地面すれすれにたらし」などとカトブレパスを描写し、 「この眼をみたものは一人もいない。みたらすぐさま死ぬことになるだろう」と言わせている。

 
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