パンダ(英語表記 panda)は、ネパール語で「笹を食うもの」の意味。これはジャイアントパンダ(おお[大]パンダ)のこと。 中国語では「大熊猫ターシュンマオ」 パンダに関する記述はその時期に変わっていることがある。
四川省西部など限られた地域に生息する。 哺乳網食肉目パンダ科という分類もあったが ネコ目クマ科の哺乳類とされる(レッサーパンダはアライグマ科とされることも)。 主食をササ、タケ(葉、タケノコ、茎肉)だけに依存するが、ときどきネズミなどを肉食する。 胃や腸など消化器官は肉食獣と変わらないが、歯は臼歯が扁平で植物食に適応している。
「唐の時代、則天武后から日本へ、生きた白熊2頭や毛皮60枚が贈られた」という内容が
動物図鑑などの本に一時期記載があったが、2023年の毎日新聞の記事「余録」では、これらがパンダであるとするのは誤りらしいと述べている。
古代中国でのパンダのことを伝えていると思われる名称は「獏」「白熊」など複数あるようだ。
ヨーロッパには1869年にフランスのJ・P・A・ダビッド神父により紹介された。 WWFの調査による1986年の生息数は1000頭。
参考資料
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ジャイアント 中国の自然に生きる (写真:周孟棋 岩谷貴久子:訳 科学出版社東京㈱[SP TOKYO])
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日本国語大辞典 〔精選版〕 1 (1-3巻のうち該当項目収録巻)
・広辞苑 第六版
・日本大百科全書 小学館(『パンダ』1976中央公論社)『パンダ日記』(中川志郎著 新潮文庫)
他
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