キリスト教の伝承。守護聖人。イエスの弟子。
AD1世紀頃の聖人。6世紀頃よりヨーロッパ、後にキリスト教文化圏、世界で広く 信仰される。コンスタンティノープル、パトラス、アマルフィから1204年に遺物が移送された。 X型の十字架(アンドレア十字)、魚捕りの網、魚が表象。聖人の祝日は11月30日とも5月9日ともされる。
アンドレアはギリシア語アンドレアスの読みが変化したものか。他の名前は英語アンドリュー、フランス語アンドレ。
ガリラヤのベトサイダで漁師をしていた。洗礼者(バプテスマの)ヨハネの弟子であり、
イエスの最初の弟子になった人物。兄弟ペテロ(ペトロ、最初の名はシモン)もともに弟子となる。
『マタイによる福音書』4:19などにでてくる。福音書の最初の4人の弟子に必ず入っている。
アンデレはイエスに、ある少年が持っていた魚とパンに気づかせ9千人の群集に分け与える 奇跡を起こしたという。
キリスト死後の記述は信憑性に乏しいとも聞くが、 小アジア、マケドニア、ロシア南部への伝道へ向かい、最後はギリシャのパトラスで X型に組まれた十字架にかけられ殉教したという。
漁師の守護聖人であり、またスコットランド、ロシアでの守護聖人、通風よけの祈りも捧げられるという。
スコットランドには有名なゴルフコース、 セント・アンドリューズSt Andrews や、大学、大聖堂がある(スコットランドの国旗はX十字の聖アンドルー旗)。
関連項目一覧
キリスト教 【文化地域項目】
十二使徒 【キリスト教:人物:弟子】
聖人、セイント 【キリスト教】
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