ユダヤ、キリスト教の伝承の智天使ケルビムの長ケルビエルKerubielが携えているという弓。
身体が燃え盛る石炭で満ちているという、この天使の両肩の間にシェキナShekinahの弓があるという。
太陽の36万5000倍明るいという聖なる光輝シェキナーの弓。
ケルビエルは神聖なヤーウェの名を刻んだ稲妻でできた冠もかぶっているという。
エノク第三書によれば7つの天国に匹敵する巨大な天使、炎の天使のようである。
ゆえに太陽より激しく輝く弓を持つのだろうか。
「シェキナー」はそれだけ重要な言葉で、ヘブライ語のシャカンShachan「住むこ」との意味。
新約的意味では神から流出した栄光、光輝とされるという。
本来シェキナーの説明はそれだけで一項目必要なので後日の掲載を予定。
参考文献・出典
・
天使辞典 (グスタフ・デイヴィッドスン:著 吉永 進一:訳 創元社)
・
天使・悪魔・妖精 イラスト大事典 (別冊宝島1631)
(C) 幻想世界神話辞典 - GENSO SEKAI Myth dictionary