グレートブリテン(イギリス)の伝承の巨人。名前は新約聖書の黙示録20章にみられる「神の国に最後まで敵対した者」、 「マゴグに住んだ王ゴグ」が由来のようだ。
物語はローマ移民時代、アルビオンへ侵入する敵を退けていた巨人で数少ない巨人族を率いていたという。
しかしトロイア人ブルトゥス(ブルータス)がコリネウスとともにアルビオンへ渡った時、トートネス近くで迎え撃ったゴグマゴグは棍棒の攻撃を かわしたコルネリウスに首を切られて死に、巨体は崖から投げ捨てられた。残った巨人たちは散り散りに逃げ、深い洞窟の奥へ入り 二度とでてこなかったという。
ブルトゥスはアルビオンを征服し、国名をブリテンとし、コルネリウスには功績を称え、西部の一部を与え コルネリウスにちなみコーンウォールと名付けたという。
参考資料
・想像と幻想の不思議な世界 (教育社)
・日本国語大辞典 (ジャパンナレッジ)
・ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY
他
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