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セント・エルモス・ファイヤー 聖エルモの火 St. Elmo's fire >>関連項目一覧


Elmos fire St.という表記も。ヨーロッパの伝承。キリスト教の聖人の名前、事跡に由来する怪火、一種のウィルオウィスプ。 船のマストなどにパリパリという音とともに現れる光。名前は聖エルモの名から。また聖エラスムスが訛ったものだとも。 セント・エルモの火は嵐の時におこるという。北大西洋などで語られていたようだ。 これは海で溺れた者の魂だとも、これを見たら嵐の最悪の状態を脱した証拠だともいわれた。

聖エルモ(聖エラスムス)は4世紀、AD300年頃の人物、司教でイタリアのフォルミエで殉教したという。 巻き上げ機で死刑にされたところから船乗りの守護聖人になったようだ。(処刑具が帆を張る機具に似ていた) 中世ではヨーロッパ全体で信仰されていたという。
嵐の海で亡くなったという伝承もある。彼はもし嵐から救われるのであれば 自分が死者の列から戻って姿を現すといったという。その言葉通りマストの先に火がともったという。
セント・エルモの火がともっているのは船を守ってくれている証拠だという。

現在では雷雨の時の放電現象だと説明されている。
1985年に「セント・エルモス・ファイヤー ST. ELMO'S FIRE」という映画が上映されているがタイトルはモチーフ的扱いで、 内容は青春群像劇である。

 
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