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ウェストミンスター寺院(修道院) Westminster Abbey >>関連項目一覧グレートブリテン(イギリス)のキリスト教の宗教建築。世界遺産。 ロンドンの中心部ウエストミンスターにある英国王の戴冠式が行われる寺院。戴冠式聖堂。 国王、王妃、著名人の墓所もある。王室の結婚式も行われる。 建物に続く直線道路はパレードをおこなうため19世紀に整備され、レッドカーペットを模してやや赤い色をしている。 日本語では「-修道院」「-寺院」と呼ぶが「Abbey」は「修道院長(abbot)または女子修道院長(abbess)を長にする修道院(convent)」といったものらしい。 Abbeyはアングロフランス語が由来。 イギリス国教会は、イギリス国王がトップとなる教会なのでこのような役割の寺院があるようだ。 7世紀初めに創建、11世紀に再建、現在の建物はヘンリー3世の発案により、ヘンリー・オブ・レーンズの設計をもとにして 1245年に起工、1269年に完成、献堂されたもの。その後も増改築が行われた。 内陣部は北フランスゴシック様式を受け継いでいる。 1987年、ウエストミンスター宮殿・聖マーガレット教会とともに世界遺産(文化遺産)に登録。 寺院内部は壁面、床に歴史上の人物の墓碑、記念碑がある。正面入口を入って最初にあるのがチャーチル記念碑、 その左手に労働党指導者アトリー、マクドナルド、ベバンらの記念碑、そのすぐ奥にアフリカ探検家として業績のあった リビングストンの墓、中央オルガンの左手は科学者ニュートンの墓碑がある。 翼廊左手にはウィリアム・ピット、グラッドストーンなど往時の宰相が祀られ、反対側の一部は通称「詩人のコーナー」とよばれ、 チョーサー、ブレイク、ロングフェロー、ブラウニング、バイロンなど、続いてスコット、ヘンデル、キーツ、シェリーと いった著名な作家、詩人、音楽家の墓碑群が並ぶ。 2011年4月29日の、ウイリアム王子のロイヤルウェディングでも話題になった。 参考資料 ・日本大百科全書 (執筆者: 小学館) ・大辞泉 (JapanKnowledge) ・ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY 関連項目一覧
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