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魔女狩り  hwitchunting, witch hunt >>関連項目一覧


キリスト教 ヨーロッパで13世紀から18世紀にかけて行われた一種の異端迫害。 魔女として告発された者が民間の魔女審判や公的な(宗教)裁判[魔女裁判a witch trial]にかけられ、拷問や処刑、火刑などが行われた。
地域と時代によって裁かれた「魔女」の人数、また刑罰の度合いや魔女とされてしまう度合いも異なる。 もちろん、伝承的な「魔女」などいるわけもなく4万人ともいわれる無実の人々が犠牲になったようだ。

カトリック・プロテスタント等宗派を問わず行われたが、17世紀までで、以後はみられなくなった。
教会主導ともいわれたが1900年代後半の研究などではそうともいえないという。様々な要素が生み出した悲劇といえる現象。

魔女狩りの処刑数と地域(「ドイツの魔女と魔女裁判」W・ベーリンガー)
ドイツ 2,5000人
ポーランド/リトアニア 10,000人
フランス 4,000人
スイス 4,000人
イングランド 1,500人
イタリア 1,000人
デンマーク 1,000人
オーストリア 1,000人
チョコ/スロバキア 1,000人
ハンガリー 800人
ベルギー/ルクセンブルク 500人
スウェーデン 300人
スペイン 300人
オランダ 200人
ロシア 99人


1580年代スイス、オランダで魔女狩りが活発に。1590年代オランダ継続、フランスでも顕著に。1600年代スイスで再燃。ドイツで顕著に。 1610年代スペイン、1640年代イングランド、1660年代スコットランド、1670-80年代にスウェーデンとフィンランドで魔女狩りが顕著になった。

1609年の4ヶ月間で600人を焼き殺したピエール・ド・ランクルのような事例もあった。

※項目内容のボリュームがあるので随時追記します

 
関連項目一覧
ヨーロッパ 【文化地域項目】
キリスト教 【大項目】
魔女(ソルシエール) 【ヨーロッパ:魔女】
魔女のしるし 【ヨーロッパ:魔女】
魔女裁判・魔女神判 【ヨーロッパ:魔女】
シンパン(神判) 【大項目:裁判】

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