神話辞典  文化地域  大項目  50音 

ハヌマーン Hanuman

>>関連項目一覧

または、ハヌマットHanumat。インド神話の猿神。名前は「大きなあごを持つ者」、「あご骨を持つ者」の意。 半人半猿の姿で描かれる。風神ヴァーユの子。

ある物語では太陽を食物だと思い食べようとしたので、それを防ぐのにインドラが雷を放って、あごを 砕いたという。

また風の神の子として、非常に俊敏で海の上を矢の様に走ったり、空を飛び、雲をつかみ、岩を振り回し、 山を動かすことができるという。

叙事詩ラーマヤーナでは、猿の王スグリーヴァの使いで、ラーマ王子を助け、その功績で永遠の生命を 授かった。また非常に巨大になったり、小さくなったりでき、火に強い。ヒンドゥー教で人々に人気がある。 ヒンドゥー教徒が猿を大事にするのはハヌマーンに対する信仰による。

参考資料

 

関連項目一覧
インド (文化地域)

>> Page top

(C) 幻想世界神話辞典 - GENSO SEKAI Myth dictionary