ハイチ、カリブ海地域のブードゥー教における霊。人間の事柄に強い関心をもつロア(霊)が数多く住んでいると信じている。 多くは祖先の霊であるが最近の死者の霊もいるという。特別な場所(共同墓地・海・十字路)支配するものもいる。
オンガンという司祭、またはマンボという女司祭によって儀礼が行われ、呪術的図形のヴェヴェや歌、祈祷によりロアは呼び出される。 この時のロアの呼び名はキリスト教の聖人の名と混同したものになっている。
儀礼に集まった人々は忘我状態でロアに憑依され、歓待をうける一方で人々に願い事を頼まれる。
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