ブリテン(イギリス)の叙事詩『ベーオフルフ』にでてくる剣。ベーオフルフ王が竜ワームwyrmと戦った時、用いた剣。秘蔵の、鈍(にび)色の古剣。 フーグ人(フランク人)の戦士、デイフレヴンを倒した(つかみ殺した)時、彼から奪った剣。その後は「絶えず予のために役立ってきた」剣。
しかし竜の頭に激しい勢いで振り下ろすと砕け散った。
「如何なる剣をも手加減することなく打ち振るう、勇士の膂力はあまりにも優れていた。 それがかえって災いとなったのである」と物語は伝える。
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