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グアム Guam (グアハンGuahan) >>関連項目一覧ミクロネシア、マリアナ諸島の最南端の島。面積は541m²でミクロネシア最大。(日本でいうと淡路島よりやや小さいくらい) 語源はチャモロ語のグアハン(われわれは持っている、の意味)。 チャモロ民族が先住していたが1500年代よりヨーロッパ人が介入し、キリスト教化やスペイン・チャモロ戦争などにより、 1695年の降伏以後、5万人といわれた人口は5000人以下になったという。 その後、男性が収容所に入れられサイパン等の島々が無人になったり女性もスペイン、メキシコ、フィリピン兵と結婚するものも いたが子供が奴隷扱いされることを嫌い子供を産まなかったという。 1726年には1000人以下になり、カヌー、ラッテ・ストーン建造、航海術などの男性主体の技術伝承の大部分が消滅したという。 マリアナ諸島とカロリン諸島で古くからカヌーの交流・交易があったが、戦争があったためカロリン側が近づかなかったが 1800年代には事情が変わったことがわかり再び人の行き来ができた。 人類が住み始めたのは紀元前BC1500年以前と推定される。「マリアナ赤色土器」「石灰充填印文土器」と呼ばれるものがある。 紀元800年頃にはラッテ・ストーンが現れる。その少し前に「マリアナ無文土器」という形式があらわれている。 マゼランの船隊が1512年3月6日に訪れヨ−ロッパとの接触のはじまりとなった。 当時はお互いほしいものをとりあう習慣だったので、マゼラン側に食料など与え、自分たちがほしいものをとっていったため、 「泥棒諸島」と呼ばれてしまった。 1980年代の数値では56%がチャモロ人というデータがあるが割合は減っているかもしれない。 次に混血チャモロ人、3番目に多いのはフィリピン人であるという。 現在はアメリカ領で島の3分の1がアメリカの軍事基地となっている。80%が日本人であるという観光産業が盛んである。 アメリカの準州から将来はコモンウェルス(自治領)になる準備がされているという。その際グアムからグアハンに名称が変わるとの話もある。 米西戦争後はアメリカが領有したが太平洋戦争で日本が占領した時期もあった。北が高原と南は406mのラムラム山のある山地で、 戦後、横井庄一氏ら日本兵の生き残りがジャングルに1960代-1972年まで潜んでいた。 参考資料 ・太平洋諸島入門 太平洋学会：編 三省堂 ・グアム政府観光局 関連項目一覧
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