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リュウネンペン 流年本 >>関連項目一覧


中国、六朝時代の書、捜神記(ソウセンチー)にでてくる。 三国時代に管輅(かんろ)という占卜の名人が平原(山東省)を通りがかったとき、 ふとある少年、顔起の人相をみて十九歳までの寿命だといってしまった。有名な管輅だと知り、顔起の父親が なんとかしてほしいと頼んだ。

管輅は仕方なく、「酒と鹿の乾肉を用意し、卯の日に麦の刈りあとの南側の大きな木の蔭で二人の男が碁を打っている からそこで酒と肉を出し、全部なくなるまで出し続け、何か聞かれても頭を下げ口を聞かなければ助けてくれる」 と助言する。

顔起がその通りにすると、南側の男が「酒を飲んでしまったのでは返礼なしには済まないな」という。 北側の男は「しかし流年本がもう決まっている」という。 南側の男は流年本を見て顔の寿命が十九歳となっているのを九を書きたし「お前の寿命を九十九歳にしてやったぞ」といった。

同じ話は三国志の中にもでてくる。北側の男は死を司る北斗、南側は生を司る南斗であるという。

 
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