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セバスティアヌス Sebastianus (セバスチャン)

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キリスト教の伝承の聖人。セバスチャンSebastianという名前は この聖人に由来するという。 ラテン語に由来し、「尊敬すべき」という意味がある。(ギリシア語セバストス 「尊厳な」「尊敬された、威厳あある」) あるいはラテン語で「(小アジアの都市)セバスタ出身の」。

西暦300年頃ローマで亡くなった初期キリスト教の殉教者。ローマのアッピア街道に埋葬された。 西方教会で広く信仰される守護聖人。「射手」またスポーツ選手、戦士の守護分野。 疫病よけとしても祈りを捧げられる。

伝説ではガリア(現フランス)出身のキリスト教徒で283年ごろローマ帝国に入隊、 皇帝ディオクレティアヌスの 近衛師団の士官にまでなった。

監獄で死刑を待っていたキリスト教徒を励ましたため、皇帝にキリスト教徒であることがばれ、 木にくくりつけられ 弓矢で射られた。 そのまま放置されたが傷を聖カストゥラズの妻に癒された後、 キリスト教徒への残酷な仕打ちを皇帝に訴えた。

死んだはずだと驚いた皇帝だが、その後セバスティアヌスは 棍棒で殴り殺され遺体を井戸の中に投げ込まれたという。

参考資料
人名の世界地図 (文春新書)
・日本大百科全書 (小学館)

 

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聖人 (大項目:キリスト教)

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