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ソスラン Soslan >>関連項目一覧カフカス(コーカサス)地域の、イラン系のオセット語族の伝えるナルト叙事詩の英雄。かつての太陽神の神格を持つという。 ソスランは岩から生まれた。ある時、サタナという魔力を備えた美女が、川で洗濯をしていると、向こう岸で家畜を飼っていた男が、美女の股の奥を見て欲情し、近くの岩の上に射精した。岩には子供が宿り、月満ちて、サタナによって赤子のソスランが岩から取り出された。 ある伝説では、ソスランは竪琴と歌の名手で、フェンデュルという2弦の楽器を演奏すると、獣や鳥が集まって音楽に耳をかたむけ、建物の壁は踊り、遠くの山々まで伴奏したという(山々の伴奏とはこだまのことだろうか。) このソスランと同格の英雄が、言語的に異なるチュルケス語族の伝承でソスリコという名で語られている。 オセット語族はイラン系のスキタイ民族の系統を引いているという。 関連項目一覧
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