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ワタ・リアン WataRian >>関連項目一覧


東インドネシアのケダンダ民族に伝わる 野生の女ボタ・イリに文明を伝えた英雄。

ボタ・イリはある山頂に住んでいた。全身 体毛に覆われ、手足に長いとがった爪が はえている。

自分の尻を石にこすりつけておこした火の上で トカゲと蛇をあぶって食べていた。

ある日ワタ・リアンがやってきて焚き火にきづき何が燃えているか 調べようとした。魚と酒を持ってきていた。木に登って誰かがやってくるのを待った。 やがてボタ・イリが獲物の爬虫類を持ってやってきた。 尻で火をおこそうとしたが失敗した。 そのとき木の上のワタ・リアンに気づき金切り声をあげ、降りて来い、 噛み殺してやる、といった。

ワタ・リアン恐れず、落ち着け、さもなければ犬をけしかけると脅した。 そして2人で火をおこし、食料を料理して食べた。 酒を飲みすぎて寝ているボタ・イリの体毛を剃ると女だとわかり、 ワタ・リアンとボタ・イリは夫婦になった。

 
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