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ポラリス Polaris 北極星(ほっきょくせい) 北辰(ほくしん) >>関連項目一覧


北半球の多くの地域で、北の方角の目印としてきた、天の北極近くに輝く星。
日周運動でほとんど動かず、いつもほぼ真北に見えているので、昔から方位を定めるのに利用されてきた。
中国では北辰(北の星の意)、和名(日本語)では「子の星(ねのほし 子[ね]は北のこと)」 「一つ星(ひとつぼし)」などと呼ばれる。英語のポラリスはラテン名「stella polaris(極の星) 」に由来。

小熊座のα(アルファ)星。光度は2.0等で、連星。距離は400光年。
こぐま座としての神話伝承はあるが、北斗七星(おおぐま座)に比べ、名前や星座の形象からくる物語は多くないようだ。

地球の歳差運動のため、数千年単位では北極星となる星は変わってしまう。現在の北極星も、天の北極近くの星としては 1000年後以降は位置が離れて意味をもたないだろうという。

世界各地の北極星の名前
ヌートイトック(動かぬ星の意):イヌイット
ホトゥグ・スルス:サハ(北東アジア)
シャマン・エク:マヤ(中南米)
stella polaris(極の星):ラテン語
子の星(ねのほし 北の星の意):日本
北辰(北の星の意):中国


余談だが冷戦時代、アメリカ海軍・イギリス海軍で運用された潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の名称に「ポラリス」が使われている。
(北極海付近に戦略配備されたためか!?)

参考資料
・日本大百科全書(小学館)
・大辞泉(JapanKnowledge)
・各民話集、星座伝説集

 
関連項目一覧
星、星座 【文化地域項目】
シャマン・エク 【中南米:マヤ:神:北極星】

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