幻想世界神話辞典 〜
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ヤシ >>関連項目一覧 南アメリカ先住民族、パラグアイの神話の月の女神。 あるとき、いつも照らしている地上の森へ行ってみたいと思ったヤシは夕焼け雲の女神アライに相談して、アライの兄弟の雲たちに空を覆ってもらいその間に地上へ行くことにした。 美しい人間の娘の姿で地上の森へ降り、いい香りのする花をみたり、銀色の小川の流れを見て満足しているとジャガーに襲われた。 すると通りかかった狩人が弓矢でジャガーをしとめ二人を助け、旅の方なら家へ泊まっていったらいいと招き、家では男の妻と娘が貧しいながらもとっておきのパンを作ってもてなした。 二人の女神は朝早くみんなが眠っているうちに天に帰った。その後ヤシは親切な家族を見ていてパンを全然食べていないのに気付き、大切な食べ物でもてなしてくれた家族に何かお礼をしようとアライと相談し、ヤシが狩人の小屋の前の土地に種をまき、アライが雨を降らした。 翌日、一晩のうちに育った植物に不思議がっている家族の前に天からヤシが降りてきてこの前のお礼だと言い、このマテという植物からとれるお茶の作り方と飲み方を教えた。 関連項目一覧
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