幻想世界神話辞典 〜
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人間万事塞翁が馬 (にんげばんじさいおうがうま) >>関連項目一覧 (中国 故事 ことわざ) むかしむかし、中国の北辺の塞(とりで)のそばに住んでいた老人の馬が、 胡(こ ペルシャ[イラン]か西域か)の地に逃げた。 数か月後、その馬が胡の駿馬を連れて帰ってきた。 老人の子が、その馬に乗り落馬して足を折った。しかし、そのおかげで兵役を免れて命が助かったという。 人間の吉凶や禍福は、転変きわまりがないことをいう。 人生の禍福は転々として予測できないことのたとえ。 【補足】 中国の『淮南子』(えなんじ) 人間訓にある言葉、故事。本来は「塞翁が馬」。 (『淮南子』は前漢の武帝の頃、淮南王劉安[紀元前BC179年?-BC122年)が学者を集めて編纂させた思想書) 国語辞典において「人間」は 「人の住んでいる世界。世間。にんげん。」の意味。 昔はいうまでもなかったが現代ではやや忘れてしまっただろうか。 *大観本謡曲・綾鼓[室町末期 1546年頃?]「然るに世の中は、人間万事塞翁が馬なれや」 *元和本下学集(1617)「人間万事...」 参考文献 ・ 日本国語大辞典 〔精選版〕 1 ・大辞泉 (JapanKnowledge) 関連項目一覧
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