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カッパ 河童 かっぱ >>関連項目一覧


日本の伝承上の妖怪。または空想上の生物。水陸両棲で、身長は4、5歳の子供ぐらい。
名前は「河童(かはわらは)」「かわわっぱ」が変化したものとも。

とがった嘴(くちばし)、背は甲らがあり、全身は鱗(うろこ)で覆われている。 手足には水かきがあり、腕は左右が通り抜けていて伸縮が自在。 頭の上には水をたたえるための皿があって、 これが河童の力の源泉で、水がなくなると同時に力も急速に衰える。 陸上でも力は強いが、水中にあるときは、人はもちろんのこと牛馬でさえ引っ張り込んで、 肛門(こうもん)に手を入れ、尻玉(尻子玉)を抜いたり生き血を吸ったりする。

食べ物としてキュウリが好きで、相撲も好み、よく人間に挑む。 嫌いなものは金物。南九州では、春秋にヒョウヒョウと鳴きながら移動すると伝えられる。

河童は全国的に伝承があり、カワコ、カワランベ、ガメ、エンコウ、カワシソウ、ミズシ、メドチ、 水虎(すいこ)など種々の異名をもつ。



参考文献
・日本大百科全書 (執筆者:井之口章次 小学館)
・大辞泉 (JapanKnowledge)
・日本国語大辞典 (ジャパンナレッジ)

 
関連項目一覧
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