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アレクサンドロス Alexandros

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英語アレクサンダー、アレキサンダーAlexander(3世)。 歴史上の英雄、王。生没BC356-BC323年。名前の意味は「(人民を)守護する者」「男、戦士」の意味。
マケドニア王から地中海世界、エジプト、イラン(ペルシャ)からインド西端まで の版図を持つ大帝国を築いた。様々な伝説、物語を生み、他の英雄にも影響を与えた。

愛馬はプーケファロス。価格は13タラントン。

マケドニアあギリシャに隣接し戦争もしたがマケドニア主導の同盟のもと、ペルシャとも戦った。
父方はヘラクレスの子孫、母方はアキレウスの子孫を名乗り、アモン神殿では訛りから 「神の子(ゼウスの子)」と呼びかけられた逸話などの喧伝も含め、当時のギリシャ世界の神話観もあってか 神格化される風は強かったようだ。

西アジアではイスカンダール(イスカンダル)の名が残り、子供にこの名前がつけられることもある。
(→イスカンダル参照)
各地にアレキサンドリア(アレクサンドリア)という都市が 作られたが、最東端にアフガニスタンのカンダハールがある。

実は、アテナイの民会でアレクサンドロスを神にしようという動議が出されたことがあった。 オリュンポス12神に加え、13番目の神に しようというものだったが、民衆は死すべき身のアレクサンドロスを神に加えることは不敬虔だとし、賛成の投票をした 、または動議をおこしたデマデスは10または100タラントンの罰金を課せられた。一度は動議が通ったようであるが、 これもアレクサンドロス大王の偉大さをあらわすエピソードといえるだろう。

余談だが、トロイア戦争の英雄、トロイアの王子パリスの別名もアレクサンドロスという。 B.C.456年には悲劇の競演があり二等になったエウリピデスの作品に「アレクサンドロス」等があった。

横山光輝のマンガ作品『サンダー大王』は古代ギリシャ風のデザインの主役ロボットが登場する。 アレクサンダーがモチーフのようだ。

参考資料

 

関連項目一覧
イスカンダル (英雄,王)
ヘラクレス (英雄)
アキレウス(アキレス) (英雄)
ヘレネス(ギリシャ) (文化地域)
英雄,王 (大項目)

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